おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.496「穂」
酷暑が続いておりますが、田んぼでは早くも「穂」が出ている地域が見られます。 この「穂」とは、「籾が群がりついたもの」を指します。「籾」は「穂」が現れた当初はまだ軽いのですが、徐々に養分が「籾」に送られることにより「穂」が重くなり、そして稲の頭が垂れて収穫の時を迎えるのですが…。
さてこの「穂」。そもそも最初はどのような状態で出てくるのでしょうか?
正しく説明しているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.土の中からつくしんぼうのように出てくる。
イ.茎の中からひょっこりと伸びて出てくる。
ウ.葉っぱが変形して穂になる。
エ.根っこからじゃがいものように土の中で稔る。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.496解答】
正解はイの「茎の中からひょっこりと伸びて出てくる。」でした。
茎の中から新しい茎が出てくるのですが、その先端に籾がびっしりとついているのです。これが「穂」であり、この瞬間を「出穂(しゅっすい)」と言います。
稲は出穂したあと、籾が割れて花を咲かせて受粉し、そして米粒になるのです。出穂後の気温があまりに高いとお米の品質が落ちるため、最近ではこの出穂時期をずらすために田植えを遅くしている地域もあります。