ここ最近、毎年大型の新品種がデビューしてきました。例えば秋田県の「サキホコレ」、岩手県の「銀河のしずく」、福島県の「福、笑い」、福井県の「いちほまれ」、鳥取県の「星空舞」などなど…。ただ今年、2024年につきましては若干そういったデビューの話は聞かれず、各県あまり目立つ動きがみられないのですが…。その中で今年、青森県から「青天の霹靂」以来の新品種が本格的に全国デビューします。

「新品種あるある」でして、デビュー1年目は数量が少ないためあまり表には出てきません。2年目以降からは生産量も増えるので、皆さんの目に触れることもあると思うのですが…。さてここで問題です。2023年の秋にデビューし、2年目の今年より益々販売量の増大が期待される青森県期待の品種の名前を、次のア～エから選び、記号で答えて下さい。

ア．はれわたり

イ．えみまる

ウ．にじのきらめき

エ．ひめの凛

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう！Vol.508解答】

正解はアの「はれわたり」でした。「食べる人、育てる人の気持ちが明るく晴れやかになるように、そんな思いを込めてつけられた名前です。

23年の秋にデビューしましたが、通常は初年度は地元消費を優先するので、全国に出てくるのはだいたい2年目以降のパターンが多いです。小池精米店でも24年産から取り扱いをする予定です。ただ、ご存知の通り米騒動の余波が続いておりまして、なかなか新品種まで手が回らずちょっと遅れておりますが…。

イは北海道のお米です。普通の品種は苗を育て、その苗を田に植えるのが一般的ですが、「えみまる」は田んぼに直に種もみを撒いて栽培する品種です。

ウは農研機構が開発した品種で、割と大粒で食感が良い、多収穫米の一種です。

エは愛媛県のオリジナル品種で、これこそ県外にはあまり出てきていませんが、今後は都内でも見かけることができると思います。