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2024.12.09

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.514「冬の田んぼ」

冬になると田んぼは様々な顔を見せます。例えば春であれば土がむき出しになっており、田植え準備が始まります。その後、田植えが始まり、植えられた稲はすくすくと育ちます。6月ごろには一面が緑色に染まり、夏になると穂が出て花が咲きます。そして秋になれば黄金色になるのですが…。今の時期…12月は稲刈りも終えているので、田んぼの様相は、地域により、持ち主の事情や方針により、様々な顔を持ちます。

 

 

さてここで問題です。今の時期(12月ごろ)に各地の田んぼで見られる風景に最も当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.小さい稲穂が出ている田んぼがある。

イ.水を張っている田んぼがある。

ウ.レンゲや菜の花が咲いている田んぼがある。

エ.耕されて土がむき出しになっている田んぼがある。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.514解答】

正解はウの「レンゲや菜の花が咲いている田んぼがある。」でした。田んぼにレンゲや菜の花の種を撒くことはありますが、それぞれ花が咲くのは春になってからです。

ア…稲刈りをした後でも、田んぼに残った株から茎が伸び、穂が再び出る場合があります。ただ特に収穫するものでもないので、春先になるまでそのままにしておくことがほとんどです。

イ…冬の間でも水を張って微生物やイトミミズを増やして有機物を醸成する環境を整えたり、水鳥を呼び寄せたりする地域があります。

エ…秋に耕すことにより稲わらの腐熟を促進することができます。腐熟を促進することで、翌年の代かきを行いやすくしたり、水稲の生育に必要なケイ酸等を土壌に還元させたりすることが出来るのです。

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