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2022.10.09

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.406「お米の品種改良」

 

最近、お米の品種改良において重視されている特徴の一つとして「○○○こと」があります。

先日、農林水産省から出されたデータによると、この特徴をもった品種の作付面積は実に全体の12%まで及んでいるそうです。

具体的な品種名で言いますと「きぬむすめ」「こしいぶき」「つや姫」「ふさこがね」「とちぎの星」「あきさかり」「にこまる」等々…。

もちろんいずれも美味しいお米ですが、その味以外の理由で全国に広がっている「○○○こと」という特徴につき、正しく説明したものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.暑い夏であっても品質が落ちにくい

イ.豪雨で水に浸かっても品質が落ちにくい

ウ.強い風に吹かれてもまず倒れることは無い

エ.ウンカといった害虫にやられることはまず無い

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.406解答】

正解はアの「暑い夏であっても品質が落ちにくい」でした。

最近の異常気象中でもで特に課題となっているのは「暑さ対策」です。出穂後に高温になるとお米粒が真っ白になる「高温障害」が出やすくなります。

品種改良においては味を良くするのはもちろんのこと、どのような環境下であっても安定した品質が出せるような特徴を備えた品種が多くなっています。こういった「高温耐性品種」が今から12年ほど前には全体の2.4%しかなかったことを考えると、その広がりは特筆すべきものです。

特に「きぬむすめ」「にこまる」は味の面でも高評価を得ています。品種としては「さがびより」「雪若丸」「みずかがみ」「新之助」なども挙げられます。

ウ…最近は倒れないように茎が短いという特徴も重視されていますが、それでも台風などが来れば被害に遭います。

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