
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.368「行事食」
もうすぐ大晦日です。大晦日には年越しそばを食べる人が多いと思います。小池精米店のある原宿でも、近所のお蕎麦屋さんではこの日ばかりは大行列です。
いっぽうでお米は年越しの場面ではあまり活躍の場面はありません。ただ年越しではありませんが、最近ではある季節になると「◯越しごはん」なるものを、業界をあげてさかんに推奨しています。この「◯越しごはん」とは雑穀ごはんの上に「茅の輪」をイメージした丸い食材をのせた行事食です。
さてここで問題です。「◯」に当てはまる季節を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.春
イ.夏
ウ.秋
エ.冬
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.368解答】
正解はイの「夏」でした。「夏越(なご)しごはん」と呼ばれています。
1年の前半最終日にあたる六月の晦日に行われる大祓の神事を「夏越の祓」といいます。この神事では半年分の心身の穢れを祓い清め、無病息災を祈ります。
その神事で使う「茅の輪」をイメージした丸い食材を乗せたごはんを「夏越しごはん」として、業界を挙げて一般消費者向けにPRしているのです。この背景には「夏になるとお米の消費量が落ちる」ということがあり、その流れを食い止めるために考え出されたイベントなのです。
お米クイズの年内配信は今回が最後です。今年も1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。なお新年第1回は1月10日になります。