
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.538「陸稲栽培」
私達が普段食べているお米は、大きな括りで分類すると、「水稲」という種類になります。
水稲栽培は日本では広く行われている稲作ですが、水を使わない栽培方法として、「陸稲栽培」という方法があります。
水稲であっても陸稲であってもそれぞれ一長一短あるのですが、最近では様々なメリットを重視して、陸稲…乾いた田んぼに直接種籾を撒く方法を採用している生産者が時々見られるようになりました。
さてここで問題です。 このように乾いた田んぼに種籾を撒く農法のメリットについて正しく述べているものを次のア〜エから選び、記号で答えて下さい。
ア.田植え機が必要になる。
イ.苗を育てるためのビニルハウスが必要になる。
ウ.田んぼを平らにしなくてもよくなる。
エ.稲刈り機が不要になる。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.538解答】
正解はウの「田んぼを平らにしなくてもよくなる。」でした。
水を張らないため、水の偏りを気にすることがないため、少しくらい傾斜がついた土地でも稲作を展開することが出来るのです。
ア…田植え機は使わなくなります。トラクターを活用すれば種籾を撒くことが出来るのです。
イ…苗を育てる場合、ビニルハウスを使う場合が多いのですが、そういった投資も不要になります。
エ…陸稲であっても立ち姿は最終的には水稲と変わらず、収穫時には稲刈り機の出番となります。
陸稲は水稲に比べて草丈が高く、葉身も長く、根系が発達しており、乾燥に強く、病気に強い傾向があります。