
誰でも作れて“力”をくれる。 おにぎりは最強の料理
“あたり”は昆布のおにぎりだった
小さい頃、僕は食が細い方だったんです。食べるのが得意じゃないというか、すぐお腹いっぱいになってしまって。でも、そんな時でもゆっくり食べれるようにと、よく母が朝ご飯におにぎりを作ってくれました。
おにぎりは毎日食べるお弁当にも入っていました。朝、「今日のおにぎり何?」なんて聞かないじゃないですか。だからこそ、ひと口かじったときの「何が入ってるんだろう?」っていう、ちょっとしたワクワクが好きでした。定番は鮭とか梅干しだったけど、僕にとっての“あたり”は昆布。あのしょっぱさと甘さのバランスが絶妙で、昆布だった時にちょっとテンションが上がったのを覚えてます。
上京して一人暮らしを始めてからは、自分でおにぎりを握っています。あまり料理ができるわけじゃないので、鮭フレークを使ったりして簡単なおにぎりを作っています。僕がもし究極のおにぎりを作るなら、具はできるだけ大きくて、多めに入っているのがいいですね。どこから食べても具にたどり着くのが理想です。親が作ってくれたおにぎりで、ひと口目に具がなかったとき、少しだけ残念に感じたことがあって。だから最初のひと口からちゃんと“あたり”があるようにしたいです。具は唐揚げがいいかな。おかずの中で一番好きなのが鶏の唐揚げなんです。
僕ほどおにぎりで喜怒哀楽を表現できる役者はいないかもしれない
舞台の稽古中や、お昼の公演の前なんかは、がっつりご飯を食べちゃうと眠くなったり、集中力が落ちたりするから、手軽に食べられるおにぎりがちょうどいい。空腹を和らげつつも満たされすぎないのが僕にとってはちょうどいいんです。そんな時に食べるおにぎりの海苔はパリパリ派ですね。しんなりした海苔も子どものころから馴染みがあって好きだけど、歯につきやすいじゃないですか。そうなると恥ずかしいので、そういった意味で今はパリパリ派です。
コンビニのおにぎりもよくチェックしています。以前役作りでおにぎりについて考える機会があって、その時もコンビニにおにぎりを見に行きました。定番のおにぎりだけじゃなくて、最近はいろんなおにぎりがありますね。「卵かけご飯おにぎり」もあって・・・卵かけご飯をどうやっておにぎりに?ってびっくりしたんですよ。
そんな甲斐もあったのか、その役は無事に演じることができました。おにぎりで喜怒哀楽を表現することに挑戦しましたが、「あ、できるんだな」って。今やもう、僕ほどおにぎりで喜怒哀楽を表現できる役者はいないかもしれない(笑)。
おにぎりのように“力”を届ける存在に
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