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2025.07.27

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.545「人気の品種」

お米はぱっと見では一体その品種が何の品種なのか、普通は分かりません。ただ、農産物検査員の資格を持ったスペシャリストにかかれば、ぱっと見でも品種が分かるのです。ただそういったスペシャリストであっても何百種類もあるお米をすべて見分けるのは不可能です。そこで各道府県には「この品種だけは見分けることができるようにしてね」というリストがあります。それが「産地品種銘柄一覧」になります。そんな産地品種銘柄ですが、道府県をまたいでリスト化されている品種がいくつかあります。例えばコシヒカリは北は青森から南は鹿児島まで登録されているのですが…。

 

 

ではここで問題です。最近、ある品種が大人気で現在25県にまで広がっているものがあります。この品種は大粒で暑さに強いということで、今では種籾が不足するくらいの人気なのですが…。ではここで問題です。この人気が急激に広がっている品種に当てはまるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.にじのきらめき

イ.大粒ダイヤ

ウ.あきたこまち

エ.つや姫

 

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.545解答】

正解はアの「にじのきらめき」でした。

「にじのきらめき」とは、農研機構が開発した品種です。近年、地球温暖化による高温障害がお米の品質に影響を与える中で、その優れた特性から注目されています。その特徴とは「高温耐性が強い」「収穫量が多い(コシヒカリに比べて約15%~30%程度多収穫が期待できる)」「栽培しやすい(丈が短く倒れにくい)」「良食味である(粒が大きく、もっちりとした食感で粘りが強く、甘みも感じられる)」「病気に強い」などがあります。特にその良食味の程度が高く、和洋中いずれの料理にも適しています。

そのような背景をもとに各道府県では産地品種銘柄として採用を進めているのです。

イは大粒ですが、ある商社が権利を持っているため、それほど広がってはいません。

エ…つや姫は山形県オリジナル品種で、例えば宮城県や島根県でも栽培されていますが、広範に栽培されている品種ではありません。

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