
今日からためしたい! “炊飯器マスター”が教えるおいしいごはんの炊き方
お米に対する注目が集まっている毎日。よりおいしく食べるためにパナソニックの「Panasonic Cooking@Lab」に所属している炊飯器マスターが、意外と知られていない「おいしいごはんの炊き方」について教えてくれました。今日から取り入れられるポイントをさっそくチェックしてみましょう。
お米のはかり方・水加減のしかた
パナソニックの調査で「白米を炊く際、季節や米の状態(新米、古米、精米後時間が経過しているなど)に応じて水加減を調整することがありますか?」と質問したところ、「いいえ」と回答する人が過半数以上いることが判明しました。
お米と水の分量は、つい曖昧になりがちですが、正確に計量することがとても大切。付属の計量カップ、 すりきりで量ることをおすすめします。水加減については、炊飯器のコースに応じた水位線を使用してください。 水を入れる前に、お米を炊飯器の内釜の中で平らにならしておくと、炊きムラを防げます。なお、近年はお米の 精米や流通の技術が進化し、一年を通してお米の水分量の変化は少なくなっています。そのため、まずは水位線通りに合わせて炊飯してみてください。もし長期保管などでお米が乾燥してパサつく場合は水をやや多め (目安として水位線より 1~2mm 上)、やわらかすぎる場合には水を少なめ(目安として水位線より 1~ 2mm 下)にするのがよいでしょう。
洗米の仕方
炊飯器でごはんを炊く際に「炊飯に使用する水は冷たい方がよい」と思っている人は 44%。一方で「炊 飯に使用する水は冷たい方がよい」と思わない人は 56%という結果だったそう。
洗米に使用する水の温度は、常温で大丈夫だそう。炊飯器で炊く場合は炊飯開始後に吸水に最適な温度 (40~60 ℃)に調整するため(※パナソニックのマイコン搭載炊飯器の場合)、氷を入れるなど冷たく冷やす必要はありません。ただし、べたつきなど の原因になるためお湯は避けてください。 洗米中の水にはヌカや汚れが流れ出てくるため、手早く行うことが大切です。また、最近は精米技術が進化し ているので、お米を透明な水になるまで洗米する必要はありません。水は少し白いくらいで問題ありません。ゴシゴ シと力を入れて洗米するとお米がべたつく原因となるので、優しく手早く洗米するようにしましょう。最近は、内釜 で米を研げる炊飯器が増えています。 内釜(またはボウル)に米と水を入れ、米を軽く 2~5 回かき混ぜたら、水を捨てましょう。水中では米同士 が擦れにくく汚れが落ちにくいため、水をほぼ抜きいた状態であまり力を入れずに、一定のリズムで同じ方向にぐる ぐると 20 回程度軽く回します。その際、シャカシャカとお米どうしを擦り合わせるように優しく洗米するのがポイント です。水を 3、4 回程度入れ替えながら、うっすらお米が透けて見えるくらいの透明度になるまで洗米します。
ごはんのほぐし方
炊飯器でごはんを炊く際に正しいものについて質問したところ「炊飯後はすぐに蓋をあけず、一定時間置いてむ らしてからの方がよい」と回答した人が 41%。「炊飯後は、白米をすぐにほぐした方がよい」と回答した人は 33% という結果でした。
ごはんが炊き上がったら、すぐにほぐすことが大切です(※パナソニックのマイコン搭載炊飯器の場合)。ご飯が炊きあがったら、しゃもじを鍋肌に沿って一周ぐるりと入れます。次に、底からごはんをすくい上げるようにして上下を返します。このとき、ごはん粒を潰さないように注意しながら、しゃもじで切るようにやさしく混ぜましょう。こうすることで余分な水分が飛び、ふっくらとした美味しいごはんに仕上がります。
お米の保存方法
同調査にて「お米は主にどの温度で保管していますか?」の質問に対し、78%の人が常温と回答、さらに常温で保存している人の半数が「密閉できる専用の米びつ・ライスストッカー」、38%が「購入時の米袋」のまま保管していることが判明しました。
お米の鮮度を保つには、乾燥を防ぎ低温で密閉保存することが大切です。 実は米袋には通気孔があいているものが多いので、そのまま保存せず、空気に 触れないよう小分けにしてフタ付き容器やチャック付き保存袋、乾いたペットボ トルなどに移し替えましょう。精米直後は約 14%ある水分が、常温では2週 間ほどで 12%まで減少し風味が落ちるうえ、梅雨や夏の高温多湿下ではカ ビや虫が発生しやすくなります。密閉した容器を冷蔵庫の野菜室に入れてお けば、乾燥と高温を同時に防げるため、鮮度とおいしさを長く保てます。
可変圧力 IH ジャー炊飯器 ビストロ(X9D シリーズ)
2025年9月に発売予定なのが可変圧力 IH ジャー炊飯器 ビストロ(X9D シリーズ)。Wおどり炊きが進化し、さらに甘みを引き出し、ふっくら粒立ちのよいごはんを炊き上げる。「ビストロ匠技AI」で釜の中のお米の状態を見極めて炊き方を自動調整するから、新米でも、精米から時間が経った古米でもおいしく炊けるということです。
どれも今日から取り入れられる簡単なポイントばかり。ぜひご自宅でよりおいしいごはんを炊いてみてください。
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