知る
2020.04.28

小麦粉の代わりに使われる「米粉」とは?

奈良時代からせんべいや和菓子などで使われてきた「米粉」。 米粉とは、その名の通りお米を砕いて粉状にしたもので、最近では米粉がいろんな食べ物に使われているんです。

代表的なものといえば、米粉パンですよね。独自のもちもちとした食感や小麦粉のパンに比べてヘルシーということから人気を呼んでいます。

そのほかにも、ケーキや麺類にも米粉を使用するなど、小麦粉を使わない“グルテンフリー”の食品が増えています。小麦などのタンパク質の主成分であるグルテンを除去した食事のグルテンフリーは、小麦アレルギーの方や健康意識が高い方を中心に注目されているんです。

ではなぜ、小麦粉の代わりに米粉が使われるようになったのでしょうか? きっかけは、製粉技術の進歩でした。

従来の米粉は小麦粉に比べて、粒が大きく、粗い形状をしていたので、パンなどを作るには不向きでした。しかし、研究を重ねた結果、小麦粉に近い高品質な米粉を作ることが可能になったことで、さまざまな料理に使われるようになりました。

このように、日本人のソウルフードであるお米は、主食のご飯だけではなく、形を変えて私たちの生活を支えてくれているんですね。

この記事を気に入ったらシェアしよう!