おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.586「お米の価格」
今週のテーマは、最近ニュースでもよく耳にする「お米の価格」についてです。

「お米の値段が下がってきた」という報道をよく目にしますが、実は私たちが普段スーパーなどで買うお米の価格は、それほど簡単には下がりません。ここには、「相対取引」と「スポット取引」という2つの取引方法の違いが深く関係しているのですが…。ではここで問題です。お米の取引や価格の仕組みに関する記述として「間違っているもの」はどれでしょうか?次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.「相対取引」とは、作り手と買い手が年間を通じて安定した数量と価格で取引を行う契約のことであり、日本のお米流通の大部分を占めている。
イ.「スポット取引」とは、その時々の在庫状況や需給バランスに応じてその都度行われる取引のことであり、価格が急変しやすい。
ウ.「スポット取引」の価格が下落すると、「相対取引」の価格も自動的に連動して引き下げられるため、店頭に並ぶお米もすぐに一斉に値下がりする。
エ.ニュース等で「お米の価格が下落傾向にある」と報じられる場合、その多くは流通全体の一部である「スポット取引」の価格下落を指している。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.586解答】
正解はウの「「スポット取引」の価格が下落すると、「相対取引」の価格も自動的に連動して引き下げられるため、店頭に並ぶお米もすぐに一斉に値下がりする。」でした。
スポット取引はあくまで「その場限りの臨時取引」です。これが値下がりしても、全体の約7〜8割を占める主力の「相対取引(年間契約)」の価格が自動的に下がることはありません。
ア… 農家や農協、卸売業者が「今年もこれだけの量を、この価格で売り買いしましょう」とあらかじめ約束する取引です。価格が安定しているため、日本の主食の供給を支える基盤となっています。
イ…「急に在庫が足りなくなった」「少し余ってしまったので今すぐ売りたい」という時に使われる取引です。株や為替のように、市場のムードで価格が上下しやすい特徴があります。
エ…メディアは価格の「動き始め」をニュースにするため、敏感に変動するスポット価格の急落を大々的に報じがちです。しかし、流通の主流である相対価格は高止まりしているため、消費者の実感とはズレが生じることになります。






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