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2017.05.22

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.145 「プラント・オパール」

皆さん、「プラント・オパール」という言葉をご存知ですか?実は稲と関係のある言葉なのです。

 

プラント・オパールは稲に蓄積されたガラス質の細胞体を指します。

稲の茎を触ってみると、見た目よりも硬いと感じたことはありませんか? これは上記のように稲がガラス質の細胞体を含んでいるからです。

 

さて、このプラント・オパール。近年、ある分野で着目されるようになりましたが、それはどのような場面で活用されたことによるものでしょうか?当てはまるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.米粒の硬さを算出する際の材料

イ.肥料の投下量を判断する場合の材料

ウ.稲わらを飼料用として区分する場合の基準

エ.稲作がどの時代から行われてきたかを測る材料

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.145  解答】

正解はエの「稲作がどの時代から行われてきたかを測る材料」でした。

 

プラント・オパールのようにガラス質に変化した植物珪酸体は、腐敗しにくく土の中に残ります。それらの量や分布状況、さらに放射性炭素を測ることにより、いつ頃から稲作が営まれていたのかが推察されます。 かつては、弥生時代から稲作が始まったとされていましたが、現在ではプラント・オパールの活用等を含めた研究方法の進化、新たな遺跡の発掘等により、稲作は縄文時代後期には既に行われていたとされています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

 

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.144「単位面積あたりの玄米収量」

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