知る
2014.12.14

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.26

お米を知ろう26

 

さて、今日のクイズは…炊飯編です。

お米を炊飯するときの工程には、保存から始まり、計量、洗米、水きり(ざる上げ)、浸漬…など様々な工程があります。

炊飯器にお米を入れてスイッチを入れれば、あとは機械任せになります。

それだけに、その前後の工程、人の手が加わるところの作業をいかにその「目的」に沿って正しく実施出来るか、

これがごはんの美味しさを左右することになります。

今回はその工程のうちの「水きり(ざる上げ)」についてです。

一般的には、お米を洗米した後、浸漬する前に、ざる上げをします。

このざる上げのおもな目的は、洗米により水の中に出てきたぬかや不純物を取り除くことにありますが…

さて、ここで問題です。

 

このざる上げに必要とされる時間はだいたい5分程度と言われています。

意外と短いと思われるかもしれませんが、あまりに長時間、ざる上げするとあるデメリットが生じるからです。

さて、そのデメリットとは何でしょうか?

次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.ごはんが硬くなる。

イ.炊飯時間が長くなる。

ウ.ごはん粒が割れる

エ.米粒が発芽する。

 

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.26解答】

 

正解は…ウの「ごはん粒が割れる」でした。

 

ごはん粒が割れてしまうと、ごはんを口に含んだときのふっくら感が無くなります。粒を噛みしめた時に感じる旨みが弱くなります。また割れた箇所からでんぷんが流れ出てくるので、ごはんがダマになる原因にもなります。

このようなデメリットが発生すると、お米屋さんにとってはお客様からのクレームの原因になりますので、お米屋さんでは精米するときに「お米を割らない」ように細心の注意を払うのです。

 

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

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