おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.51
さて今回のクイズは…「稲の病気」についてです。
今年はエルニーニョ現象が見られるようで、例年以上に異常気象が心配されております。近年の稲作につきましては、栽培技術の進歩や品種改良により、ある程度、異常気象に対しての耐性はあります。しかし、やはり異常気象になると、圃場管理で気を遣う場面が多いため、生産者さんにとっては大変な負担になっています。
例えば例年より夏が寒くなると、お米の実りが悪くなります。これを「冷害」といいます。
それは気温が下がることで「ある病気」が流行りやすくなるためなのですが…。
さてここで問題です。その「ある病気」とは一体何でしょうか?次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.やませ
イ.イネミズゾウムシ
ウ.コナギ
エ.いもち
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.51 解答】
正解は…エの「いもち」でした。
いもち病にかかると稲の葉は変色して枯れ、穂は実らなくなります。夏季の低温、多雨、日照不足は多発生の原因となっています。この病気は昔からよく見られ、生産者さんは毎年この病気が蔓延しないように気を遣います。アは東北地方の太平洋側に夏に吹く冷たい風のことで、冷害の一因になっています。イは田植え時期に山から下りてくる害虫でゾウムシの一種です。ウは田んぼによく見られる雑草のことです。