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2014.06.19

おにぎり協会公式イベントvol.1「米と塩の素敵な関係」レポート

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2014年6月15日、西浅草のカフェ・オトノヴァにて開催された「おにぎり協会公式イベント」vol.1

米と塩の素敵な関係。ゲストに東京で一番古いおにぎり専門店「おにぎり浅草宿六」店主・三浦洋介さん、

「日本ソルトコーディネーター協会」代表理事・青山志穂さんを迎え、「一般社団法人おにぎり協会」

代表・中村の挨拶をきっかけに和やかな雰囲気でトークセッションスタート。

 

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当日用意された米は石川県能登半島の「能登棚田米」。一方の塩は3種類。いずれも能登産の「わじまの海塩」

「奥能登揚浜塩」、そしてごく一般的な「食卓塩」。各々の違いについて語る青山さん。

製法から料理との相性まで、幅広い知識を披露。おにぎりは「米の甘み・旨味に、塩のもつ旨味を上手く

乗せることで旨くなる」。

 

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一方「米の甘み・旨味を引き立たせるにはシンプルに塩辛い塩の方が向いている。旨味の強い天然塩より、

むしろ一般的な食卓塩の方が塩にぎり向き」と、三浦さん。普段お店では木枠で形を整えているが、

この日はまな板の上にごはんを広げて形を整える宿六流にぎり方を伝授。これなら家庭でもプロのにぎりが

再現できる。

 

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実際に宿六流「塩にぎり」づくり開始。3種の塩を試すため3つのおにぎりをにぎる。

最初は違和感があるが慣れればなるほど、ふわっとした仕上がりになる。

 

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上手にできました!

 

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が、ここからが難問。塩は各々約25%濃度で溶かされており、粒での判断ができない仕掛けに・・・

 

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実食! 食べ比べてみると、塩が変わるだけで驚くほど味が異なる。

 

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と、ここでサプライズ登場! 奥能登酒蔵学校の鈴木さんより、数馬酒造の「能登純米」を振る舞い酒。

能登産の米と、その土地の酒米で醸した酒が合わないはずがない。

 

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一体どれがどの塩なのか、頭を悩ます参加者のみなさん。「一番おにぎりに合う好みの塩はどれ?」

という質問に対して見事に回答がわれ、なんと半数の方が一般的な「食卓塩」を選択。

必ずしも「塩の旨み」=「おにぎりの好み」にはならないという、非常に興味深い結果となりました。

 

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おにぎり協会の結論。塩にぎりはどんな塩でも旨い。あとは好みである。

 

(撮影/土屋季之)

 

一般社団法人おにぎり協会では、今後も「米」と「塩」に加え、「海苔」「具材」の4要素を、

楽しみながら学ぶワークショップを企画してまいります。

 

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