知る
2019.04.08

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.235 「飼料米」

世の中には「飼料米」なるものがあります。文字通り、牛や豚、鶏のエサになるお米のことです。かつてお米は人間が食べるだけでも供給が間に合わなかったのですが、いまではこういった家畜向けのエサにまで振り向けられる時代です。そう考えるとなぜ「飼料米」なるものがあるのか疑問に思われると思いますが…

さて、ここで問題です。「飼料米」が栽培されている背景について明らかに間違っているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.食用のお米の生産量を減らすことにより、お米の価格を維持している。
イ.田んぼを活用することにより、耕作放棄地が増えないようにしている。
ウ.食料自給率の観点から家畜のエサを国内から調達できるようにしている。
エ.国内産の飼料米の方が、外国産の飼料よりも生産コストが安い場合が多いため。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.235 解答】

正解はエの「国内産の飼料米の方が、外国産の飼料よりも生産コストが安い場合が多いため」です。国内産の飼料米のコストは、外国産飼料よりもまだ高めにあるようです。
ア…飼料米を栽培した生産者には補助金が支給されます。「補助金+飼料米の販売値段」が食用のお米よりも高い場合は、生産者は飼料米を作るようになります。その結果、人間の食べるお米の量が減り、価格が上がるのです。
イ…田んぼは一度耕作放棄地になると、お米を再び栽培しようにも時間がかかります。いつでも食用のお米栽培に転換できるよう、飼料米栽培により水田を活用しているのです。
ウ…家畜を育てるために海外の飼料のみに頼っていては、国内産の肉とは呼べません。この政策では飼料も国内で賄うことにより、食料自給率の向上も試みています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.234「収穫後のお米の選別」

この記事を気に入ったらシェアしよう!