
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.105 「炊飯器とお米の量」
今回は「炊飯器の大きさとお米の量」についてです。
炊飯器には様々な大きさがあります。大家族でも対応できる大きさから、一人暮らしの方でも楽しめる大きさまであり、まさに昨今の家族構成の多様性を反映していると言えましょう。炊飯器には例えば「1升炊き」「5.5合炊き」といった、一度に炊飯できる量=最大炊飯能力を表示して大きさの区分けをしていますが…。
さて、ここで問題です。炊飯器の最大炊飯能力と、実際に炊飯するお米の量、そして炊飯後のごはんの味について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.炊飯機の最大炊飯能力と同量のお米を炊飯しなければ、本当に美味しいごはんが炊きあがることはない。
イ.炊飯器の最大炊飯能力に対して極端に少ない量のお米を炊飯すると、美味しく炊けない場合が多い。
ウ.炊飯器の最大炊飯能力目いっぱいの量を炊飯した場合、釜の底にあるごはんほど粒が立っていて美味しくなっている。
エ.炊飯器の最大炊飯能力に対して極端に少ない量のお米を炊飯すると、米粒間の空間が確保されているため、熱の通りも良くなり、常に美味しく炊くことが出来る。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.105 解答】
正解はイの「炊飯器の最大炊飯能力に対して極端に少ない量のお米を炊飯すると、一般的には美味しく炊けない場合が多い。」でした。
一般的に最大炊飯能力の7~8割程度で炊くのがベストと言われています。それくらいの量の方が、水の沸騰がゆるやかでじっくりとお米のでんぷんをアルファー化することが出来ますし、水の対流が大きく出来るので、火の通りが良く炊きムラが生じにくくなります。 例えば1升炊きのような大きな釜で1合を炊こうとすると、沸騰が早く、じっくりつ熱が伝わらないので、炊飯というよりも煮るような状態になります。炊きあがっても水分が十分に飛んでいないので、ベシャットした食感になり美味しくないでしょう。 最近では一人暮らし用の、少量でも美味しく炊飯できる炊飯器もありますので、是非とも試してみましょう。