
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.135 「お米の色」
今週のクイズは「お米の色」についてです。
皆さんが思いつく玄米の色は、通常であれば茶色だと思いますが、時々緑色のお米も混じってます。その緑色のお米は「未成熟」な状態のお米であることが多く、こういったお米が多く混じっている玄米は品質的にあまりいいお米とは言えません。この緑色の玄米…これを精米すると普通の白米は飴色がかったきれいな色をしているのに対し、真っ白になることが多いのですが…
さてここで問題です。精米後のこの真っ白なお米をそのまま炊飯した場合に炊き上がりの状態はどのようになるでしょうか。次のア~エから選び記号で答えてください。
ア.ごはんが固くなる
イ.ごはんがベチャつく
ウ.ごはんの香りが悪くなる
エ.ごはんの色が悪くなる
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.135 解答】
正解はイの「ごはんがベチャつく」でした。
白米にした際に真っ白になっているお米は、でんぷんが詰まっておらずスカスカな状態です。
そのため水に溶けやすく、炊飯するとでんぷんが流れ出してごはんの食感を悪くします(ベチャつきの原因になります)。そういったいわゆる「未成熟米」が多い場合は、生産者から販売者に売り渡す価格は安くなるのが一般的です。玄米は「農産物検査法」により1等級や2等級といった格付けが行われますが、未成熟米が多い場合は等級が2等級や3等級といった下位等級になるからです。
ただ、生産者と販売者の玄米のやり取りではそのような格付けで品質の良し悪しが分かりますが、白米で消費者に販売される段においては、例えば同じ新潟のコシヒカリと言ってもそのような等級は表示されていません。そのため、白米を購入する際にはそういった真っ白なお米粒が多いか少ないか、きちんと確認することが大事なのです。