おにぎり探訪:高知県で人気のおにぎり屋「ショップたけざき」で出汁の効いた玉子焼きとイリコ味噌おにぎりを堪能する
仕事で訪れた高知県。観光の中心である市内に滞在した翌日は車で四万十川へと向かった。約2時間の道のりを車で目指すのだが、その途中におにぎり協会としては見逃せないスポットがある。それが「手づくりおむすび・玉子焼 ショップたけざき」だ。
高知自動車道須崎東ICを降り、須崎市内に入るとすぐに表れる「ショップたけざき」。周りには道の駅があり、移動中の人で昼ごろは賑わうのだという。訪れたのは平日の朝だったので地元の人の姿を見ることができた。朝4時からオープンしているので、早朝の仕事に向かう人からも愛されているらしい。店内に入るとすぐ目に飛び込むのは鮮やかな黄色。これが一番人気の玉子焼きだ。玉子焼きが分厚く切られパックに詰められている。よく見ると、おにぎりとセットになっている玉子焼きや、さらにそこにから揚げやウインナーが入っているお弁当のようなものも売られている。
店内ではガラス越しで玉子焼きを焼いている様子を見ることもでき、ふんわりと香る玉子焼きの香りが食欲をそそる。実は玉子サンドも売られているのだが、そこはもちろんおにぎりをチョイス。梅やこんぶという定番おにぎりもおいしそうだが、気になり手に取ったの「イリコ味噌」だ。おにぎり2個と玉子焼き、お新香がパックに入っているセットを購入する。値段は350円。
店内では飲食できるスペースはなく、お茶を購入して車へ戻る。ふたたび高速に乗り、四万十川へ向かいながらさっそく食べてみることにした。個別包装がされているわけではないので、しっとりとした海苔ごとがぶり。香ばしく少し味の濃いイリコ味噌がごはんにぴったりで、これはうまい。もっちりとしたご飯が柔らかく握られていて、一口目からイリコ味噌の味を楽しむことができた。続いて玉子焼きも食べてみるが、しっかりと出汁が効いていながらも優しい味で評判だというのも頷ける。お店で食べる玉子焼きは甘いものも多いが、このお弁当らしい玉子焼きはおにぎりとの相性もバツグンだ。
わざわざ寄るという人も多いということだが、それも納得の名店だといえるだろう。ちなみに高知市内のイオンモールの中にも出店しているので、高知は訪れたが足を伸ばすチャンスはないという人にもぜひトライしてもらいたい。
手づくりおむすび・玉子焼 ショップたけざき
高知県須崎市下分乙819-1
電話: 0889-42-4871
営業時間: 4:00~19:00