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2023.02.24

新しくなった「スーパー大麦おむすび」の秘密をファミマ担当者に聞いてみました!

2017年の発売からシリーズ累計2.2億食を突破したファミリーマートによるスーパー大麦シリーズが2023年2月に大幅リニューアル! 健康志向だけでなく美味しさも含め大きく進化したということで、ファミリーマートにお話を聞いてきました。

「スーパー大麦おむすびは朝ご飯を中心に、健康的な食材を口にしたいお客様に支持されています。味、食感にもこだわり毎日食べられるおむすびを追求しています」

ファミリーマート商品本部デリカ食品部米飯グループのおむすび担当の田澤勲さん

そう話すのは、ファミリーマート商品本部 デリカ食品部 米飯グループのおむすび担当田澤勲さん。今回新商品は「スーパー大麦 鮭わかめ」(税込み145円)と、「スーパー大麦 ごまたらこマヨ」(税込み145円)。「わかめ」は全国(沖縄県除く)で販売、「ごまたらこマヨ」は東京都の一部店舗および神奈川県の一部店舗で2月7日より販売中。

スーパー大麦 鮭わかめ

スーパー大麦 鮭わかめ

「スーパー大麦おむすび」リニューアルのポイントはもちもち感を高めたこと

「今回のリニューアル最大のポイントはもち米を加えることで、もちもち感を高めたことです」

「スーパー大麦 鮭わかめ」「スーパー大麦 ごまたらこマヨ」には、双方もち米が加わっています。筆者が持つ過去のパッケージ裏面の原材料名を見比べてみると、新商品発売前に店頭に並んでいた「スーパー大麦 梅ひじき」は「大麦入りだし風味ご飯」とあり、新発売の「スーパー大麦 鮭わかめ」は「大麦・もち米入りだし風味ご飯」に変わっています。

「健康にいいだけでは、お客様にはご満足いただけません。美味しくて健康にいいものである必要があります。今回、食感ではもちもち感を増やしました。そのためにもち米を使ったのですが、もち米を入れると、温かい状態での成型でないと難しい。そこで冷ましても成型できるような配合に工夫し、もちもち感をプラスしたスーパー大麦おむすびを実現させました。また、だしの比率を上げだし感もしっかり感じられるようにしました。美味しくて健康という点を追求した結果です」

食感では「もちもち感」を増やし、味わいも「だし」でしっかり記憶に残るようにする——だしのうま味は、減塩効果にもつながり健康系おむすびの「スーパー大麦おむすび」シリーズにはぴったりと言えそうです。

女性の購入比率がダントツトップ「スーパー大麦おむすび」は男性支持も

実際にどんな人たちがスーパー大麦おむすびを買っていくのでしょうか。

「朝の売れ行きがよく、購入層は男女半々。女性が50%というのは、おむすび商品の中でダントツトップです」

40%を超える商品はそんなに多くないということから、働く女性を中心に朝ご飯になっていることが想像できます。

物価高等で2023年1月は「中価格帯」「定番」が支持を集める

コロナ禍の際は、ご馳走系のおにぎりが多くのコンビニで発売され人気を博しました。ファミリーマートでもそれは同様で「高単価の商品が伸長し、売上の一角を担う」(田澤さん)という状態でしたが、2023年1月から中価格帯の「具だくさん!」シリーズが伸びてきたといいます。多くの人が節約マインドになっているのかもしれません。

具だくさん!とり天(濃厚だれ)

また、現在の人気ナンバーワンは「手巻 シーチキンマヨネーズ」(税込135円)で2位は「直巻 焼しゃけ」(税込135円)だといいます。

ファミリーマートは、定番具材のバリエーションを用意しているのが特長で、鮭だけでも「手巻 紅しゃけ」(税込165円)、「ごちむすび 熟成銀鮭はらみ」(税込240円)、「スーパー大麦 鮭わかめ」(税込145円)、「直巻 焼しゃけ」(税込135円)と4種類がラインナップ。ツナマヨネーズ味のおむすびも3種類存在します。

ファミリーマートは、定番具材のバリエーションを用意しているのが特長

「私どもは定番の人気具材にもこだわりを持っていて、「直巻 焼しゃけ」は30年前からある定番商品ですが、「ごちむすび」では銀鮭を使ったり、手巻おむすびには紅鮭を用いたり、お客様のお好みにあわせてお選びいただけるよう、商品ごとに原料や仕様を分けて複数種類を展開しており、それぞれにファンがいます」

ごちむすび 熟成銀鮭はらみ

やはり鮭とツナマヨは強い。

田澤さんによると「お客様がおむすびと一緒に買われる商品の1位はおむすび」ということで、ファミリーマートの新しくなった「スーパー大麦おむすび」と他の定番おむすびを2個買いしてみてはどうでしょうか。

取材・文/中村祐介(一般社団法人おにぎり協会)

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