知る
2018.04.30

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.191 「新之助」

さて今回のクイズは、新潟の新品種「新之助」についてです。

昨今、各県が覇を競うかのようにお米の新品種を開発していますが、新潟県からは「新之助」が昨年から本格デビューしています。新潟県はコシヒカリが全国的に有名ですが、その新潟県でさえコシヒカリだけではお米需要を喚起できないという危機感を背景に、新之助を開発したのです。

新しいお米は既存の品種をベースに、それらの良いところを取り入れるようにして開発しています。新之助の場合は、2世代前のお米に「ど」がつく既存の品種が使われています。さてここで問題です。その「ど」がつく品種の組み合わせとして正しいものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.どんとこい・どまんなか

イ.どんとこい・どんぴしゃり

ウ.トドロキワセ・どんぴしゃり

エ.トドロキワセ・どまんなか

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.191 解答】

正解はアの「どんとこい・どまんなか」でした。

新之助は粒が大きくコクのある甘味で、これから注目の品種です。2世代前のお米(つまり祖父母にあたる)が「どんとこい」「どまんなか」です。

「どんとこい」は北陸や西日本で広く栽培されている品種、「どまんなか」はかつて「はえぬき」とともに山形県でデビューしたお米です。

「どんぴしゃり」はおもに岩手県で栽培されています。「トドロキワセ」はその名の通り「早生品種」です。比較的古い品種で今ではあまり栽培されていませんが、酒造用で活用されているケースが多いようです。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.189「品種育成」

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