おにぎり探訪:手造りおむすび処「むすび」金沢駅店
金沢にて地元の方に「おいしいおにぎり屋さんを知らないか?」と聞いたところ、圧倒的に人気のお店があるとご紹介いただいたのが「むすび」。
金沢駅西口のコンビニに隣接した、とても便利な場所にありました。開業15周年になる「むすび」は、朝・夕には行列が出来るほどの人気店なんだとか。訪問時刻は夕方4時ごろでしたが、行列こそないもののひっきりなしにお客さんがやってきていました。
お米は自社農場で栽培された北陸産コシヒカリを使用。店主は長年JAで農業指導をしていた経験のある方とのことで、お米に対してのこだわりが強いようです。カウンターの奥でスタッフの方が、炊きたてのお米でおにぎりを握りつづけています。それでも間に合わないくらい、次々に売れてしまいます。
「むすび」のおむすびの特徴は8つ。
1・ごはんは日向のにおい
2・甘いごはん
3・手だけでむすぶ
4・こめは手で研ぐ
5・あたたかいごはん
6・吟味した具
7・一粒一粒たいせつに
8.まごころこめて
最近では外国人の観光客にも大人気とのことで、メニューには英語・中国語・ハングル表記もありました。お店はテイクアウト専門になっており、自分でカゴに入れてレジに持っていきます。カゴいっぱいに買っていく人もいるようです。
一番人気の「焼鮭むすび」と「金沢カレーむすび」「白えびかき揚げむすび」を購入。炊きたての熱々おにぎりをパックに入れるため、ごはんから出る蒸気水を取るために、おむすびの下に吸水シートが敷いてあります。おかげで、お米と海苔のふんわりとした食感が楽しめました。
甘い出汁つゆを染み込ませた「白えびのかき揚げ」。さっぱりめの味付けが、おこめの甘みを最大限に引き出だしてくれています。
「金沢カレーむすび」は、金沢名物のカレーにチキンカツ入り。辛みを控えたスパイシーな香り。子どもでも食べやすそうです。「焼鮭むすび」も塩が控えめで全体的に優しい味でした。
営業時間は朝6時から22時まで。新幹線で出張に向かうサラリーマンから、小腹を満たしたい高校生、主婦や観光客と幅広いお客さまに愛されるお店でした。
https://www.facebook.com/onigiri.musubi/
(文・写真/小高朋子)