ライオン「キレイキレイ」手洗いの重要性をおにぎりで。
レシピ動画サービスの「クラシル」を運営するdely株式会社、ライオン株式会社、一般社団法人おにぎり協会の共同による、親子向け料理教室「親子で“ぎゅっと”おにぎりクッキング」が、2018年6月16日に開催されました。
本イベントは、6月18日の「おにぎりの日」に合わせ、伝統食の「おにぎり」を通じて、働く親世代と子どもたちとの絆をむすぶことを目的に開催。食中毒リスクが高まる時期に向け衛生面のレクチャーを受けながら「おにぎり」をつくるという参加型のイベント。SNSでの呼びかけに対して12組の募集枠は、あっという間に埋まってしまったそうです。
会場に着くと、参加者の子供たちにはコックコートが配られていました。はじめて着るコックコートに緊張する子、得意気な子、照れる子、さまざまな表情をみせていました。
オープニングトークでは、ライオンの坂田氏より日々の手洗いの重要性に加え、「手洗いの後に待っている“楽しみ”を考えることで、毎日の手洗いを心嬉しい時間にしてほしい」とのコメントがありました。
まずは、おにぎり協会の中村氏による「おにぎりクイズ」からスタート。出題は5問。「『おにぎり』と『おむすび』どちらが正しい?」の質問には、子どもたちも元気に手をあげ盛り上がりをみせました(正解は両方正しい)。
また「おにぎりは2100年前からある?」の質問では、6月18日に石川県で日本最古のおにぎりの化石が発見されたことにより「おにぎりの日」が制定されたとの話には、大人からも驚きの声があがり納得の豆知識となりました(正解はある)。
会場の雰囲気が和んだところで、なんとライオンちゃんが登場!子どもたちからは歓声があがりました。
おにぎりを作るまえに、ライオンちゃんのジェスチャーと、わかりやすい動画での説明を用いて正しい手洗いの方法を学びました。
動画を用いた説明が分かりやすかったためか、大人も驚くほど丁寧に指の間まで洗っていましたよ。
ここでクラシルシェフのあや先生から、おにぎりの作り方のレクチャーがありました。「おいしくするコツは1、2、3と優しくフワッと握ること」とのこと。それでは、さっそくおにぎり作りに挑戦です。
最初は親子で一緒に、おにぎり作り。はじめての経験にちょっと戸惑いながらも、大人のサポートで徐々に出来るようになっていきます。
その後、子どもたちは親御さんのために。親御さんは子どもたちのために。それぞれチームに分かれて、おにぎり作りに挑戦となりました。子どもたちだけでのおにぎり作りは、自立心も芽生えるきっかけとなりとても楽しそうでした。
「子どもたちが積極的に、みずから一生懸命におにぎりを作ってくれる姿が印象的でした。今回はサッカーボールや猫の手など、さまざまなデコレーションを用意していましたが、それぞれに個性が出て楽しめたように思います。手洗いもうまく取り入れていて、衛生的にお弁当づくりに取り組めて良かったです」とあや先生。
親御さんからは、「本当はいつもお手伝いしてもらいたい気持ちがあるのだけど、つい忙しさにかまけて一緒に食事を作る機会を失いがちです。このようなイベントは、とてもいい機会になりました」との意見も。
出来上がったおにぎりはお弁当箱につめて、お互いにプレゼントして「いただきます!」。本当は親子で交換するはずが、「自分でつくったはじめてのおにぎりは自分で食べたい!」と大きな口で頬張る子も。
はじめて作った子どものおにぎりに、親御さんからは思わず笑みがこぼれます。
「みんなで同じ『おにぎり』をつくっているにも関わらず、それぞれに個性があって全て違うものになるのが『おにぎり』の面白いところですね。何よりも、手を使ってものを作ることは子どもの心とからだの成長を促します。また、一緒に食事を作り食べることは、親子の絆を育むことにも繋がります。その中で、手洗いの大事さを理解してもらい、習慣化してくれたら嬉しいです」と坂田氏。
まずおにぎりを作る楽しさがあって、手洗いの重要性があることが伝わってか、子どもたちが自ら頻繁に手洗いをしていたのが印象的でした。
「僕もびっくりするほど、子どもたちが手洗いをしてくれて嬉しく思いました。特にこれからの時期は、食中毒のリスクが高まります。これを機に、手洗いを習慣化してもらえるといいですね」(坂田氏)
「おにぎりは、親子で最初につくる料理としても、身近な存在。そして、運動会や試験勉強、お弁当など、成長過程でもいつも側にいます。そんなおにぎりの魅力を再認識してもらう機会になったと思います。なにより、おにぎり協会でも日々伝えている手洗いの重要性を説明できたのは良かったです。手洗いの後には、いつも楽しいことが待っていますからね」と中村氏。
最後に、参加者の皆さんとライオンちゃんで記念撮影。
何よりもみんなで作って、みんなで食べるおにぎりは、とても美味しそうでした。
(写真・文/小高朋子)