おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.199 「北陸地方のお米」
さて今週のクイズは「北陸地方のお米」です。
いわゆる中部地方のうち日本海側の4県を北陸地方といいます。冬の豪雪が春以降の豊富な水を生み出し、また夏が比較的暑い気候でもあるため、稲作が盛んに行われています。この北陸4県で栽培がさかんなのは「コシヒカリ」です。北陸地方は昔の「越の国」であり(一部除く)、コシヒカリの「コシ」はこの「越」から来ているのです。
さてこの北陸4県ではここ1・2年の間にコシヒカリ以外の新しい品種を開発、デビューさせていますが、それらの新品種と各県との組み合わせで間違っているものを次のア~エから選び記号で答えて下さい。
ア.新潟県-新之助
イ.富山県-富富富
ウ.石川県-ひゃくまん穀
エ.福井県-ハナエチゼン
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.199 解答】
正解はエの「福井県-ハナエチゼン」でした。
「ハナエチゼン」はもとからある品種です。福井県の場合は「いちほまれ」となります。福井県はコシヒカリの発祥の地とですが、コシヒカリだけでは新潟県に負けてしまいますので、コシヒカリを超えるお米として開発しました。開発段階では通称で「ポストコシヒカリ」とも呼ばれていました。
アの新之助はコシヒカリよりも刈り取り時期が遅い「晩稲」の品種です。イの「富富富」は「ふふふ」と読みます。ウの「ひゃくまん穀」は、江戸時代の領主だった前田家が、その領地の広さや肥沃さから「加賀百万石」と呼ばれていたところからのネーミングです。