知る
2019.03.11

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.231 「田んぼの環境」

さて今回の問題は「田んぼの環境」についてです。
お米の味が決まる要素は色々ありますが、どういった環境で稲が育つのかも非常に大事です。その環境に応じて生産者さんが施す工夫の内容が変わってくるのですが…。
さてここで問題です。美味しいお米が出来るための田んぼの環境について明らかに間違って述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.夏の暑い盛りにおいては、田んぼはまったくの無風よりも、風があったほうが良い。
イ.田植えの時期に田んぼに引く水は、冷たければ冷たいほど良い。
ウ.田んぼの土は、粘土質の方が砂礫よりも美味しいお米が出来るとされている。
エ.冬の間は田んぼや周辺の山々に積もるくらいの雪が降った方が良い。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.231 解答】

正解はイの「田植えの時期に田んぼに引く水は、冷たければ冷たいほど良い。」でした。
東北や北陸といった寒い地域では、春先であっても山からの冷たい水をダイレクトに田んぼに流すと、せっかく植えた苗の成長が阻害されることがあります。
ア…盛夏の間は風があった方が田んぼの中に溜まった熱気を冷ましてくれるため、高温障害の発生を緩和させてくれます。
ウ…粘土質の方が肥料などの栄養分が田んぼに滞留しやすいので、昔から美味しいお米が出来るとされています。
エ…今年の冬は全国の米どころでは雪があまり降っていないようです。雪解け水が不足することが心配されています。特に夏場の水がどうなるのか、今年は予断を許しません。

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.230「お米と安心」

この記事を気に入ったらシェアしよう!