知る
2020.03.23

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.281 お米生産者の「ウデ」

お米も生産者さんの「ウデ」により、味が異なってきます。
もちろん置かれた栽培環境…土や水、風、気温なども重要ですが、それらの自然条件下で美味しいお米を安定して栽培するには、やはり生産者さんのウデに依るところが大きいようです。
さてこのように「生産者さんのウデ」とざっくりと言いますが、具体的にはどのような作業を指すのでしょうか?お米の味が良くなることにつながらない作業を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.苗を丈夫に、立派に育てること。
イ.稲の様子をみて肥料を撒くタイミングを計ること。
ウ.暑さに気を付けて田んぼの水位を変えること。
エ.収穫後の乾燥を手早く行うこと。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.281解答】

正解はエの「収穫後の乾燥を手早く行うこと」です。
通常は乾燥機を使って収穫後の籾を乾燥させますが、この作業を急いで行う(つまり高温で短時間で乾燥させる)と米粒の割れに繋がります。
アは「苗半作」という言葉があるくらい、稲作においては重要な作業です。イは例えば「追肥」という言葉がありますが、稲の生育具合を見て肥料を追加する場合があります。そのタイミングや肥料の量がお米の味に影響を与えるのです。ウは最近の夏の気候においては非常に大切な作業になります。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.280「お米業界の専門用語」

この記事を気に入ったらシェアしよう!