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2019.10.19

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.261 「日本のお米の品種が多い理由」

今週の問題は「日本のお米の品種が多い理由」です。
ご存知の通り日本では多くの種類のお米が存在します。それはおおよそ600~700種類あるのですが、そのように多くなった理由の一つには、お米をただ食べるだけではなく、それ以外の用途でも活用していることが挙げられます。例えばもち米や酒米といった加工用のお米や、稲わらや田んぼアートに使用する工芸用の稲があるからです。
もちろん理由はこれだけではありません。さてここで問題です。お米の品種が増えたその他の理由について間違って述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.稲作作業の効率化を図るため。

イ.お米の収穫減になるリスクに備えるため。

ウ.日本は南北に長く気候条件が違い過ぎるため。

エ.お米の栄養素の内訳が品種により大きく変わるため。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.261 解答】

正解はエの「お米の栄養素の内訳が品種により大きく変わるため。」でした。お米に含まれる栄養素の割合は、品種の違いにより極端に変わることはありません。
ア…同じ品種ばかりだと、稲作作業が同じタイミングに集中してしまい、繁閑の差が大きくなってしまいます。
イ…同じ品種ばかりだと、気候変動や害虫・病気の影響をすべて同じように受けてしまうため収量が大きく減るリスクがあります。
ウ…例えば北海道のお米を本州に植えても育ちません。当然のことながらお米は植物ですので、気候条件が変われば育つかどうかは分からないのです(もちろん例外もあります)。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.260「古米」

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