【コメコトバ】立派な人ほど謙虚である
お米や飯、食に関する言葉を紹介するシリーズ「コメコトバ」。
今回は「立派な人ほど謙虚である」という意味を持つ言葉を紹介します!
「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。苗がすくすくと育って稲にお米が実ると、穂先がお米の重みでしなります。お米が多く実る稲ほど穂先も深く下がるため、そうした稲は立派であるとされていました。
その様子を人に例えて生まれたのがこのことわざ。「頭を垂れる」という言葉には「低姿勢」だけでなく「尊敬」の意味合いもあるため、立派な人ほど「相手へ敬意を払って低姿勢に接する」ことにリンクさせたんですね。すごい考え方だ……。
俳句調になっているので、さぞ有名な俳人が詠んだのかと思いきや、なんと作者は不明。今なお語り継がれる言葉を生み出すなんて、素敵な俳人がいたんですね!
皆さんも、ぜひ身の回りにあふれる「コメコトバ」に目を向けてみてくださいね!