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2020.08.09

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.301 「種もみ一粒から分かれる茎の数」

お米はひと粒の種籾から多くの米粒が出来上がります。種もみを発芽させた後は「苗→分げつ→出穂→開花→実り」という流れで成長しますが、このうち籾が目に見える形で出てくるのが「出穂」の段階です。
籾の数はこの出穂段階でどれだけの穂が出るかに左右されますが、その前にどれだけ茎が分かれるのかも大きなポイントです。この茎の数だけ穂が出てくるためです。
さてここで問題です。生産者が管理している田んぼにおいて、種もみ一粒から分かれる茎の数に最も近いと思われるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.5本
イ.10本
ウ.50本
エ.100本

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.301解答】

正解はイの10本でした。但し、野放図に管理していると50本近くまで増える可能性がありますが、あまり増えると米粒一粒一粒が小さくなってしまうため、プロの方はそこまで増やすことはありません。
ひと粒の種籾が成長して出来る茎数は10本程度、一穂の籾数は70~100粒くらいと言われています。この辺りは品種は産地、生産者さんの技術により様々ですが、おおよその数字は憶えておきましょう。
ここからお分かりにのように、1粒の種もみから出てくる米粒はおよそ1000粒近くになるわけです。このように一粒からどれだけの米粒が出来るのかを示す言葉を「収穫倍率」と言います。米は他の穀物に比べてこの収穫倍率が高いことが特徴です。

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.300「お米のやりすぎ作業」

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