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2020.09.21

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.306 「お米の需要量の減り方」

先日、農林水産省から「2019年産のお米の需要量の減り方が今までの毎年の統計の倍に増えた」ということが発表されました。この事実は業界にとって非常に大きな衝撃を与えたのですが…。

さてこの需要減の数字について正しく組み合わせているものを次のア~エから選び記号で答えて下さい。なおヒントとして、日本のお米の生産量は約700万トンです。

ア.毎年の需要量の減り幅が、100トンから200トンに増えた。
イ.毎年の需要量の減り幅が、1万トンから2万トンに増えた。
ウ.毎年の需要量の減り幅が、10万トンから20万トンに増えた。
エ.毎年の需要量の減り幅が、50万トンから100万トンに増えた。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.306解答】

正解はウの「毎年の需要量の減り幅が、10万トンから20万トンに増えた。」でした。
今までは「毎年10万トン減っている」というのが業界の定説でしたが、農水省から発表された数字はそれを大幅に上回る22万トンということで、お米業界には少なからず衝撃を与えました。これが来年以降も続くのか、注目です。
お米の需要が減る理由として、食生活の変遷が挙げられますが、もっと根幹の理由は米屋の実感として「お米に関心がない人が多くなっている」ことがあります。各地で新しい品種が開発されていますが、そういった動き自体が「お米自体の宣伝」に繋がっています。少しでもこういった動きが消費者の購買意欲の喚起に繋がることを期待しています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

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