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2021.02.06

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.324 「産地と品種」

今週の問題は「産地と品種」についてです。

お米には、500とも600とも言われるくらい多様な品種があります。 このように多様な品種がある理由としては、例えば酒米やもち米などの加工用の品種があることが挙げられます。 また品種改良が頻繁に行われて新品種が毎年出てきている…といったこともあります。 このような背景のもと「産地が違えば栽培している品種も違う」は当たり前ですが、、、

ここで問題です。 「この産地では○○は栽培されていない」の理由に当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.○○はこの産地の気候に合わないから。

イ.○○はその産地の消費者の好みに合わないから。

ウ.○○の種がこの産地では手に入らないから。

エ.○○を育成するとこの産地に以前からあった品種と収穫時期が被るから。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.324解答】

正解はイの「○○はその産地の消費者の好みに合わないから。」です。

基本的にお米の産地は地元での販売だけではなく、東京などの消費地向けの販売を目指しています。 もちろん静岡県や愛知県のように産地であり消費地でもある地域もありますが、いっぽうでお米が売れる売れないは値段に依るところが多く、最初から消費者の好みを想定して栽培出来るほど、品種ごとの味の差は認識されていない…というのが実情です。

ア…例えばコシヒカリが北海道で育たないように、天候や気温や日照時間の長短等により、その産地にあった品種というのがあります。

ウ…例えばつや姫のように県が管理している種もみは、山形県からの許可が無ければ栽培及び販売は出来ません。

エ…多品種栽培の場合はコンバインや乾燥機といった設備の繁忙を和らげるために、収穫時期が異なる品種を栽培するのが一般的です。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.323「お餅の作り方」

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