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2021.02.13

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.325 「電気炊飯器」

今週の問題は「電気炊飯器」についてです。

「電気炊飯器」で炊きあがったごはんの美味しさは、同じ品種であってもメーカーにより異なります。それは各メーカーが考える「ごはんの美味しさ」が異なるからです。 そう考えると電気炊飯器を使う限りは、そのメーカーの提唱する「美味しさ」に盲従するしかない、ということです…。 しかし…実はそれも過去の話。最近では粘りや硬さを「自分好み」で細かく設定できる電気炊飯器も出てきました。これにより、電気炊飯器であっても自分好みの美味しさに近づけることが出来るわけでです。あるメーカーではなんと121通りまで試せることができると言うことです。

さてここで問題です。電気炊飯器を使って炊きわけをする場合、一般的に使われている手法に当てはまるものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.都度、違う厚さの釜に入れ替える。

イ.炊飯する水を硬水・軟水で切り替える

ウ.炊飯時の圧力を変える。

エ.外部に蒸気が出ないようにカットする。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.325解答】

正解はウの「炊飯時の圧力を変える。」です。 その他加熱時間の長短も関係しますが、いずれにせよこのように個人で細かい調整が出来ることは、機械任せだけではなく工夫の余地が入るため、「お米を楽しむ」ことの幅が広がりますね。非常にいい傾向だと思います。

方法論としてはアのように熱電伝導のスピードを調整したり、水の性質を変えたりすることでお米の味は変わりますが、電気炊飯器ではそこまでの手間は想定されていないようです。 エのような機能は確かにありますが、どちらかと言うと事故防止や見た目等の観点から導入されており、問題のような味の調整では使われていないようです。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

>おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.324「産地と品種」

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