おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.329 「食味」
毎年、日本穀物検定協会が発表している「食味ランキング」。
先般、令和2年産のランキングが発表されました。 なお、このランキングで最高位の特Aを獲得したからといって、評価されたお米とまったく同じお米が流通しているわけでは無いので、その点はご注意下さい。
それでも今回の発表を見ると大まかな傾向が分かります。
最高位の特Aを獲得した品種を見ると…コシヒカリが多いのは分かりますが、その子供である、あきたこまち・ひとめぼれ・ヒノヒカリの3兄弟の数が減っています。あきたこまちに至ってはついに「0産地」となりました。
一方でつや姫・にこまる・きぬむすめの新興三品種が獲得した特Aは、併せて10産地と増えているのです。
さてこの傾向から読み取れる内容について正しく述べているものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.生産量に比例し、特Aの獲得数が変わっている。
イ.一つの県でのみ栽培している品種が特Aを獲得しやすい。
ウ.暑い夏でも品質が落ちない品種が、特Aを獲得している。
エ.コシヒカリの血を引いていない品種が特Aを獲得している。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.329解答】
正解はウの「暑い夏でも品質が落ちない品種が、特Aを獲得している。」でした。
これら3つの品種にかかわらず、新しい品種と言えば暑さに強いことがデビューするための優先条件になっているようです。
ア…生産量のトップ4はコシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、ヒノヒカリが占めています。コシヒカリ以外の順位は変わることはありますが、おおむねこの4品種の生産量が多いのです。
イ…いずれも複数の県で栽培されています。つや姫は意外かもしれませんが山形県以外でも栽培されているのです。
エ…コシヒカリの血をひいていない品種は探す方が大変です。