おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.331 「一粒万倍日」
「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」という言葉があります。
「何かを始めるには最も縁起のいい日」とされている日で、最近では3月31日がその日に当たりました。実はこの言葉…「米粒一粒から一万倍も稔るから」ということからの由来なのです。
さてこの3月末日ですが…実際の稲作の現場ではこのころは毎年どういった作業を行っているのが一般的でしょうか?次のア~エから正しい作業を選び、記号で答えてください。
ア.種籾(たねもみ)の浸水
イ.田植え
ウ.穂肥(ほごえ)散布
エ.稲刈り
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.331解答】
正解はアの「種籾の浸水」でした。
発芽させる前の準備期間として、まずは種籾を水に漬けます。そうすることにより籾が種として目覚め始めるのです。 沖縄等暖かい地域を除けば、だいたいこの時期くらいから稲作の準備が始まります。選択肢はいずれも稲に関することですが、生産者は田んぼの畔を整えたり、土を起こすなどして圃場整備もしなけれなりません。これから田植えが始まるまで、忙しい日が続くのです。
イは4月末くらいから、ウは稲の穂が出る時期から、それぞれ行う作業です。
ちなみに…お米は一粒から一万粒も稔りません。品種によって異なりますがせいぜい500粒~1000粒です。