おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.336「田植え」
各地では田植えシーズン真っ盛りです。
いよいよ令和3年産の新米に向けて動き出します。
改めて…お米は自然のものなので、人間が想定したような栽培環境が条件が整ったとて、必ず美味しくなるとは限りません。それでも生産者の積み上げてきた知見をもとに、ある程度の傾向や法則性はあります。
さてここで問題です。 美味しいお米が収穫できる条件に明らかに当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.土は硬い土よりもやや柔らかい土の方が良い。
イ.水の温度は夏でも冬でも冷たい方が良い。
ウ.夏の昼夜の気温差は、大きい方が良い。
エ.肥料は稲の成長を見ながら適度に与える方が良い。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.336解答】
正解はイの「水の温度は夏でも冬でも冷たい方が良い。」でした。
夏の水は冷たい方が稲にとっては良いのですが、田植え時期に雪解け水のような冷たい水を直接田んぼに流し込むことは避けるようにしています。
ア…あまりに硬いと稲の根が深くまで伸びません。また柔らかい土には有機物が豊富で、病原菌を食べる微生物が多く棲みつきます。さらに酸素が十分に供給されるため、植物にとっては最適な環境となります。
ウ…中山間地で見られる気象条件です。お米は一般的に中山間地の方が美味しいとされています。
エ…あまり肥料をやり過ぎると、窒素過多になり食感が硬いお米に出来あがります。