知る
2022.03.28

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.380「お米の生産量を維持させる工夫」

先週は久しぶりにまんえん防止措置が解除され、都内各地の飲食店が動き出したようです。お陰様で弊社も先週末は大変忙しく、じょじょに日常が戻りつつあることを実感します。

さてこのようにお米の消費量が戻りつつありますが、それでも長い目で見るとお米の消費量は年々下がってきています。

消費量が下がってきている最も大きな要因は「食生活の変遷」が挙げられますが、それでも何とかお米の生産量を維持させようと、様々な工夫が行われていますが…。

さてここで問題です。その工夫に当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.国が産地に対して米の増産目標を掲げ、提示する。

イ.国が生産者に対し、水田で飼料等を栽培した場合に交付金を支払う。

ウ.国が生産者に対し、米価が下がった分の一部を補填している。

エ.国が生産者に対し、米の輸出を奨励している。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.380解答】

正解はアの「国が産地に対して米の増産目標を掲げ、提示する」でした。

正しくは増産ではなく、減産です。減産することにより米価を維持し、結果として米の生産活動を維持しようとするものです。なお国は米の生産量を減らすための目安を提示しますが、強制力はありません。

イ…いわゆる「水田活用の直接支払交付金」を指します。普通のお米ではなく、水田の機能を維持しつつ、別の作物又は加工用のお米等を栽培した場合にお金が支払われます。

ウ…「米・畑作物の収入減少影響緩和対策」…いわゆる「ナラシ対策」です。事前に定めた基準に対して一定以上米価が下がった場合に、その差額の一部を補填する制度です。

エ…栽培したお米を輸出に回せば国内の需給バランスを崩すことが無い…という側面もあるため輸出は奨励されています。

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