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2022.08.01

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.397「最新のお米需給見通し」

 

先日、農林水産省より令和4/5年の主食用米等の需給見通しが公表されました。これによると令和4年産の生産量見込みは約673万トンとなっています。この生産量ですが、実は消費量の減少に対応するために実施されている生産調整により人為的に減らされている数字です。この数字は、過去を振り返ると実は○○時代に初めて達した数字でもあります。もちろん当時は生産量が増えてこの数字に達したのですが…。今の生産量は当時と同じくらいのレベルまで下がっているわけですが、

さてここで問題です。○○に当てはまる言葉を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.江戸

イ.明治

ウ.大正

エ.昭和

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.397解答】

正解はイの「明治」でした。1900年、明治33年の記録を見ると700万トン近くまで増えています。米騒動が発生した1918(大正7)年には 802万トンへと増加、さらに戦前において最も収穫量が多かった1933(昭和8)年には 1,044万トンと初めて1千万トンの大台に乗りました。ただ太平洋戦争の影響で担い手が減ったこともあり、1945年(昭和20年)には580万トンまで減りますが、その後は増え続け1970年代には1400万トンまで増えています。その後は生産調整もあり右肩下がりの状態です。

農業技術や農業機械の発達で生産効率が高まっており、人口も増えているにもかかわらず生産量は明治時代と同じということは、いかに今の日本人はお米を食べていないかが分かります。

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