おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.399「お米の栄養素」
米粒は小さいですが、その小さななかには沢山の種類の栄養素が含まれています。
脂質、たんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラル等々…。そして最も多いのが炭水化物です。
その見た目からして米粒には圧倒的にでんぷん(炭水化物)が多いことは容易に想像できますが、具体的に白米の場合は全体のどれくらいを占めているのでしょうか? 米に占める炭水化物(食物繊維を含む)の割合に最も近い数字を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.99%
イ.77%
ウ.55%
エ.33%
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.399解答】
正解はイの「77%」でした。
日本食品標準成分表によると精白米100gあたりの炭水化物(食物繊維を含む)は77gでした。思ったより少ない気がしますが、水分が15%近く含まれているということもあります。
その他含まれているのがたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどです。 ビタミンは白米よりも玄米に多く含まれています。日本人は白米よりも玄米や分搗き米で食べることが多かったため、その糠層からビタミンB1を摂取していました。ところが白米で食べる習慣が広がった江戸時代になると、ビタミンB1不足が原因で脚気が流行したのです。
この原因が分かったのが明治時代になってからなので、いかに私たち日本人が知らず知らずにお米によって育まれてきたかが分かりますね。