
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.411「お米の再活用」
「米からはゴミが出ません」。子ども向けの講義では必ず強調する話です。
古くは糠から米油が抽出されますし、籾殻は燻炭(燃料)に活用されます。くず米はお酒や米菓の原料になりますし、道にこぼれたお米はスズメが食べてくれます。
このように人間だけではなく動物まで含めてお米は再活用される場面が多いのですが、最近では一歩進んだ活用方法も見られるようです。
さてここで問題です。お米由来の商品としてまだ事例が無いものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.レジ袋
イ.ストロー
ウ.インク
エ.ガラス細工
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.411解答】
正解はエの「ガラス細工」でした。お米の籾殻や茎、葉の部分には珪酸が含まれています。珪酸はガラスの原材料ですが、お米由来の珪酸を原材料としたガラス細工というのは見当たりません。
アは最近開発された「ライスレジン」というお米バイオマスプラスチックを活用して製造されています。
イは米とコンスターチで製造された「食べられるストロー」です。土にも戻る、環境にやさしい素材です。
ウは「ライスインキ」という、米油を活用したインクです。最近ではコンビニのおにぎりの包装材の印刷で使われたりしています。 お米は日本で100%自給できる食糧です。食べるだけではなくそれ以外の活用方法があればお米の生産量も増えることでしょう。