
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.412「広島県のオリジナル品種」
各地では色々な品種が開発されていますが、昔からその地域の特徴をその名称に入れ込むケースがあります。
例えば「コシヒカリ」ですが、「コシヒカリ」の「コシ」は「越の国」に由来しています。申し上げるまでもなく、「越の国」とは今の北陸地方です。「コシヒカリ」は福井県で開発されたため、その「越」の字を使っているのですね。
最近では青森県の「青天の霹靂」、京都府の「京式部」、熊本県の「森のくまさん」などがあります。 そのなかで今回は「広島のお米」についての問題です。
広島県では「あきろまん」「あきさかり」「恋の予感」「こいもみじ」「あきたこまち」などが栽培されています。そのうち広島県オリジナル品種で、かつ県の特徴をその名称に入れ込んでいる品種を正しく組み合わせたものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.あきろまん、あきさかり
イ.あきろまん、こいもみじ
ウ.あきさかり、恋の予感
エ.恋の予感、あきたこまち
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.412解答】
正解はイの「あきろまん、こいもみじ」の組み合わせでした。いずれも広島県のオリジナル品種で、「あきろまん」は1993年に、「こいもみじ」は1998年に、それぞれデビューしてます。「あきろまん」の「あき」は広島県の昔の国名「安芸の国」から由来しています。また「こいもみじ」は広島県のシンボルである「鯉」と「紅葉」を組み合わせた名前です。
「あきさかり」は比較的標高の高い中国山地での栽培が盛んで、丁寧に栽培すれば非常に美味しく出来あがるため、コンテストでもしばしば上位に食い込むことのある品種です。しかし名前の「あき」は「安芸」ではなく「秋」が由来です。また生まれは福井県です。 「恋の予感」はもっちりした食感が特徴のお米で県内で広く栽培されていますが、開発は農研機構という独立行政法人が行っており、他県でも見られるお米です