おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.420「作付面積の広い品種」
現在、お米の品種のなかで最も作付面積が広いのはコシヒカリ。1956年に新品種としてデビューしましたが、その栽培の難しさもあって爆発的に広まる…まではいきませんでした。しかしその美味しさが口コミで広がるにつれ栽培面積も徐々に増えていき、1979年には作付面積1位になり今に至ります。さてここで問題です。コシヒカリに抜かれるまで日本で最も作付面積が多い品種は次のア~エのうちどれでしょうか?
ア.日本晴
イ.朝日
ウ.ササニシキ
エ.農林一号
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.419解答】
正解はアの「日本晴」でした。1970年から1978年までの間、日本全国の作付面積の第1位を占めていましたが、コシヒカリにその座を譲ると、その後は減少の一途をたどっています。現在の主要産地は、滋賀県や鳥取県、和歌山県などです。「日本晴」はあまり粘らない食味のため、現在でもさっぱりめのお米が好きな人には好評です。かつて日本穀物検定協会の食味ランキングでの「基準米」は「日本晴」でした。現在は関東のコシヒカリをブレンドしています。イは岡山県、ウは宮城県で現在も栽培がさかんですが、全国的には少量です。