おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.422「東京の水田の面積」
お米は47都道府県で栽培されています。つまり東京都でも栽培されているのです。とは言えあまりピンとはこないかもしれませんが、おもな産地は西東京で、八王子市が有名です。その他国立市、日野市、羽村市などで見ることができます。小規模であれば、世田谷区や足立区、さらには小池精米店がある渋谷区では明治神宮の中にも水田があるのです。
さてここで問題です。東京の水田の面積は全国で最も狭い面積であることは間違いありませんが、その狭さとはどの程度なのでしょうか?最も耕地面積が広い新潟県は作付面積が117,200haですが、東京都の作付面積はどの程度になるのか、最も近い数字を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.新潟県の10分の1
イ.新潟県の100分の1
ウ.新潟県の1,000分の1
エ.新潟県の10,000分の1
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.422解答】
正解はウの「1,000分の1」でした。令和2年現在で東京都の作付面積は120haにすぎません。その多くは自家消費米の栽培やイベント用、学習用、観賞用のお米の栽培であり、商用として流通しているお米は八王子市で栽培されているキヌヒカリがメインになります。 ちなみに小池精米店の近くには明治神宮以外にももう一つ有名な水田があります。目黒区の駒場野公園にある「ケルネル田圃たんぼ」です。駒場農学校(現在の東京大学農学部の前身)に外国人教師としてドイツより着任したケルネルという人物が、水田土壤の研究とイネ作肥料の研究に多くの業績を残したのですが、この水田が試験田として利用されたことからこの名前が付きました。実は現在でも近隣の筑波大学付属駒場高校の生徒が毎年、田植え、稲刈りを行い管理しています。