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2023.05.29

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.438「お米の流通」

お米の流通の世界では、隠語?として「俵」というの言葉が今でも使われています。これはお米の量を示す際の単位として使われており、「1俵=60kg」を指します。この「俵」とはもともと稲わらで組んで製造されるお米を詰め込むための袋のようなものです、昔はこういった荷姿でお米を運んでいたのです。昔はお米だけではなく豆や炭などもこういった俵に入れて運んでいましたが、いまではこの俵自体、実際の流通で使われることはなく、俵を見かけるとしたら時代劇くらいなものです。

 

 

さてここで問題です。今の日本でお米を産地から消費地に運ぶ際に使われている「お米を詰める素材」に当てはまらないものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.木

イ.紙

ウ.麻

エ.ポリプロピレン

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.438解答】

正解はアの木でした。一般のご家庭では木で製造された「米びつ」がありますので、木もお米と関わりの深い素材ではありますが、お米を産地から運ぶ際には木自体が重いため、使われることはありません。 かつてはウのような麻袋が、俵に変わって広く使われておりましたが、今では更に軽くて丈夫で、かつお米がこぼれにくいということで、紙が広く使われています。ただし中に入れるお米の重さはかつての2分の1の30kgになっています。この紙袋はきちんとした規格があり、この規格通りであれば滅多に破れることはありません。また二重になっているため水に濡れても多少であれば中まで濡れることは無いのです。エのポリプロピレンは麻の次に広く使われていた素材ですが、最近では60kgどころか1トン近くのお米を入れる袋として使われています。

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