おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.441「新米」
沖縄県の石垣島では既に新米が発売になっています。都内でも今週中には販売が開始されるところもあり、いよいよ新米の季節がスタートします。
新米の定義は色々とありますが一般的には「その年に田植えを行い、収穫され、年内に袋詰めされた米」を指します。そのため前年に植えたお米を年明けに刈り取っても、それは新米とは言いません。このように一言で「新米」と言っても色々と誤解であったり知らないこともあると思います。さてここで問題です。新米について正しく述べたものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。
ア.石垣島で収穫される新米は、もともと宮城県生まれの「ひとめぼれ」が最も多い。
イ.乾燥調整ののち出荷された新米の玄米は、水分値が約30%ほどある。
ウ.白米の袋に貼られている「新米」のシールは、その大きさや色などが法律で決まっている。
エ.新米は南の沖縄県から始まり、次に早いのは千葉県などの関東のお米である。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.441解答】
正解は「石垣島で収穫される新米は、もともと宮城県生まれの「ひとめぼれ」が最も多い。」でした。
沖縄県内で出荷されるお米の実に80%近くをひとめぼれが占めています。1993年の大冷害で岩手県では翌年の種籾が圧倒的に不足しました。そこで沖縄県の石垣島に来春までの種籾の増殖をお願いしたのですが、それをきっかけに「ひとめぼれ」の栽培が沖縄県全体に広まりました。
イ…普通は14.5~16%程度の水分値に落としてから出荷します。これ以上水分値が高いとカビの原因になりますし。これよりも低いと今度は味が落ちるのです。
ウ…そのような決まりはありません。ただそういった表示が使えるのは収穫後~12月31日と決められています。
エ…次にくるのは鹿児島や宮崎、高知といった南国になります。千葉県や茨城県といった関東の早場米の地域からは8月半ば以降です。