おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.459「お米にまつわる課題」
かつては考えられなかったことが普通に次々と起こってしまう昨今ですが、お米についても同じように様々な課題が発生しています。
戦中戦後はあれだけ食糧が不足していた時代から考えると、今のお米に関する情勢は様変わりが過ぎるといった感もありますが…。さてここで問題です。次のア~エの文章はいずれもお米に関する課題になっていますが、一つだけ人為的に調整がなされているものがあります。その内容に最も近い選択肢を選び、記号で答えて下さい。
ア.消費量が減っている。
イ.生産量が減っている。
ウ.農業人口が減っている。
エ.田んぼの面積が減っている。
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.459解答】
正解はイの「生産量が減っている。」でした。
いまではかつてのように政府主導による強制的な生産調整(おもに栽培面積を減らす減反)は行われていませんが、それでもゆるやかな目標として各産地に生産目標…言い換えれば「生産抑制目標」が定められています。
アは日本人の食生活の変遷に伴う現象、ウは日本の産業構造の変化に伴う現象、エはイ・ウに伴う現象になります。
いずれの課題もお米の消費量が爆上がりすれば解決するとも言えますが、ライフスタイルの変遷はいつの時代でもあることであり、あまり極端なことは望むことは難しいでしょう。いっぽうで食糧安全保障の面から、ある程度のお米生産の維持は必要であり、それを支える程度の消費量を維持し続けることは非常に大事な課題でもあるのです。