知る
2023.11.20

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.463「お米と日本酒」

先日、会津に行ってまいりました。会津は日本有数の日本酒メーカー(酒蔵)が集まっている地域で、筆者も数々の有名な日本酒に触れ、そして堪能してまいりました。「米の美味しい地域は日本酒も美味しい」と言われますが、さもありなん、です。米がたくさん採れ、そして良い水が取れる地域であることの証左なのでしょう。

 

 

さて今回はそんなお米と深いかかわりのある日本酒についての問題です。日本酒について正しく述べたものを次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.稲作における肥料で酒粕を使っている地域がある。

イ.酒造で使用するお米は「酒米」という名前(固有名詞)の品種である。

ウ.酒米の特徴は玄米の時点で小粒であることが望ましい。

エ.酒米で重要とされる「心白」とはお米の外側の白い部分を言う。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.463解答】

正解はアの「稲作における肥料で酒粕を使っている地域がある」でした。筆者も応援している会津若松市のブランド米「AiZ’S-RiCE」では、肥料として酒粕を使用することをその認定の要件としているのです。この農法自体古く、江戸時代から行われていました。ここからも稲作と日本酒の歴史の深さが分かりますね。

イ…酒米には山田錦、美山錦、出羽燦々といった品種があります。酒米とはあくまでもそれら品種の総称で、「酒造好適米」と呼ばれます。 ウ…酒米には大粒の方が喜ばれます。日本酒造りではお米の外側にあるたんぱく質や脂質をなるべく取り除いた方が雑味が少なくなるのですが、それらの部分を削ってもなお、お米が残るくらいの大粒がいいのです。

エ…心白とは米粒の真ん中にある白い部分で、でんぷんの細胞が粗くなっている箇所です。粗い方が麹菌が入りやすいのです。この心白があるお米が酒米の特徴になります。

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