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2024.02.11

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.474「あきたこまちR」

昨今、秋田県で開発された「あきたこまちR」という新品種。実は諸々の誤解からくる批判が集中したこともあり、一時期注目された品種です。新品種開発におる手法の一つとして放射線を照射することにより遺伝子の書き換えをさせ、変異体を誕生させるものがあります。そうすることにより違った遺伝子をつくりあげるのですが、放射線照射はそのきっかけにすぎず、当然ながら放射線がお米に残っているのわけではないのですが…。

 

 

さてそれはともかく秋田県は従来の「あきたこまち」に替えて「あきたこまちR」を広めようとしています。それはこのお米の持つ最大の特徴を生かすためなのですが…。さてここで問題です。その「最大の特徴」を次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

ア.味が各段に向上している。

イ.収穫量が倍以上になる。

ウ.どのような高温でも品質が落ちない。

エ.土中にあるカドミウムをほぼ吸収しない。

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.474解答】

正解はエの「土中にあるカドミウムをほぼ吸収しない。」でした。ご存知の通りカドミウムは公害病の「イタイイタイ病」の原因となる物質です。秋田県はもともと鉱山が多かったことがあり、稲がカドミウムを吸収しやすい環境にあります。それを改善するために開発されたのが「あきたこまちR」です。問題になっている「放射線照射」は、それにより生まれた「コシヒカリ環1号」が「あきたこまちR」の7代前の祖先にいることから来ています。なお秋田県産のお米に限らず日本各地で採取されるお米には大なり小なりカドミウムは含まれていますが、当然国内基準は設定されていて、そもそも基準に満たないものは流通していませんのでご安心下さい。また米以外でも、小麦やそば、豆、貝などの海産物にも含まれています。

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