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2024.07.26

“縁・人・未来”大切なものを次々と結んでいく 物語を象徴するおにぎりモチーフのロゴも完成した連続テレビ小説「おむすび」

舞台は平成。“ギャル文化”と出会った主人公は、やがて栄養士となり――。 “縁・人・未来”大切なものを次々と結んでいく、2024年度後期・連続テレビ小説「おむすび」。物語の詳細や出演者が明かされる中、番組のロゴも発表されました。

 

デザインを担当したのは大島慶一郎さん。PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE、AmazonFashionWeekTOKYOのメインビジュアル、 LUMINE等商業施設のビジュアルディレクションに携わる仕事を中心に、Eテレの番組のアートディレクション、YUKI、矢野顕子をはじめとするCDジャケットなど様々なデザインを手がけています。今作は主人公の米田結が栄養士として大切なものを結んでいく物語ということで、その成長の過程を表現したそう。

食にまつわるさまざまな『栄養』を組み合わせて、『おむすび』を形作り、紐(ひも)で結んでいるかの ような形状の文字を、野菜・果物・肉・魚などのカラーで彩りました。結ぶロゴにすることで、人と明 るい未来を結び、リズミカルに上下している配置は、山あり谷ありの人生を乗り越えていく、主人公 たちの歩みを象徴しています。 カラフルなロゴが、視聴者の朝をポジティブな気持ちにしてくれることを願っています」と大島さん。

 

真正面から震災を描く「おむすび」

橋本環奈さん演じる主人公の米田結が1995年1月17日、神戸市内の商店街にある理髪店の自宅で震災を経験し、その後の運命が大きく変わっていく物語。制作統括を担当する宇佐川隆史さんは「“朝ドラ”は、見た人の一日を元気にし、明日へと希望をつなぎ、人生を豊かにするもの。そんな “朝ドラ”で、真正面から震災を描いてもいいのか。きっと見ることが出来ない人もいるのではないか。制作チームの間で何度も話し合う中で、様々な葛藤がありました」としながらも、阪神・淡路大震災からまもなく 30 年となろうとする今こそ、“朝ドラ”で震災を描く意味があるという結論にいたったそう。そのため、異例とも言えるドラマ内容の事前告知にも踏み切ったと言います。

 

阪神・淡路大震災をきっかけに制定された「おむすびの日」。連続テレビ小説「おむすび」がどんな物語を届けてくれるのか楽しみです。

 

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