
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.550「生物多様性」
ご存知の通り、水を張っている水田には様々な生物が暮らしています。多様な生物がそれぞれ関係性を持つことにより、稲作を支えているのです。これを「生物多様性」と言います。
例えばカエルやトンボなどの生き物が害虫を捕食することで、農薬の使用を減らし、米作りを自然に支えることができるのです。
一方で…水田に水を張ることはある環境面ではマイナスに働くことがあるのですが…。
ではここで問題です。この環境面におけるマイナスとは何でしょうか?当てはまるものを次のア〜エから選び、記号で答えて下さい。
ア.温室効果ガスの発生
イ.土砂崩れの発生
ウ.カメムシの大量発生
エ.稲麹の発生
おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.550解答】
正解はアの「温室効果ガスの発生」でした。
水田に水を張ると様々な生き物の棲家になり、またそれをエサとする生き物もやってきます。 それにより土壌の栄養サイクル、水の浄化など、様々な自然の働きを支え、豊かな生態系を維持する役割を果たします。
一方で、水田に水を張ると土壌が酸素不足(嫌気状態)となりメタン生成菌が活発に活動し、温室効果ガスのメタンが発生します。
中干しによって土壌に酸素が供給されると嫌気状態が解消され、メタン生成が抑えられますが、そうなると田んぼの生き物が減ってしまうため、どちらを優先するのか…という悩ましい問題が横たわっているのです。
エ…稲の病気のひとつで、稲穂に黒い塊が付着して品質を下げてしまいます。
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