知る
2015.02.22

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!】Vol.36

お米クイズ36

今回のお米クイズ…今回は「品種編」です。

改めて申し上げるまでもなく…お米には色がついていません。

例えばコシヒカリとあきたこまち。コシヒカリとひとめぼれ。ぱっと見ではその違いは分かりません。

ましてや品種が同じであれば、例え産地が違っても見た目は全く同じです。

そのため、違う品種のお米、違う産地のお米を取り違えないように、流通関係者はお米の管理に十分気を使います。

ところが…同じコシヒカリ同士でも、こと新潟産コシヒカリに関して言いますと、

実は他の産地のコシヒカリと明確な違いがあるため、「ある方法」により判別することが出来ます。

 

さてここで問題です。

その「ある方法」とはどのようなものでしょうか?

次のア~エから選び、記号で答えて下さい。

 

ア.遺伝子検査

イ.お米千粒の重さを量る

ウ.白度計による白米の白さ度合の検査

エ.味度計による食味検査

 

 

おにぎり協会クイズ【お米を知ろう!Vol.36解答】

 

正解は…アの「遺伝子検査」でした。

 

同じ品種なのに…と思われる方もいらっしゃると思いますが、新潟県産のコシヒカリのほとんどは「コシヒカリBL」という品種になります。

従来のコシヒカリと比較していもち病に強い品種として新潟県独自で開発されたものです。

そのため遺伝子検査で他の産地のコシヒカリとの違いが出てくるのです。

お米屋さんや農家さんでは「新潟県産の従来コシヒカリ」の取り扱いにこだわっている方々もいらっしゃいます。

ウやエといった機械は実際に存在します。

大量にお米を取り扱う機関では、品質の均質化を図るためにウやエのような機械を用いて

ばらつきが出ないようにチェックしています。

 

出題者:小池精米店・三代目、お米マイスター五ツ星の小池理雄

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